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おくりびと

【監督】滝田洋二郎 【出演】本木雅弘、広末涼子、余貴美子、山崎努 ほか

“納棺師”の温かい所作に思わず感動。
私も死んだら、こういう人に送ってほしいな、なんて。

オススメ度…★★★★★

   あ ら す じ 

所属する東京のオーケストラが解散し、職を失ったチェロ奏者の大悟は、
妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってきた。
早速、求人広告で見つけた好条件の“旅のお手伝い”に就職!
しかし、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。

戸惑いながらも、美香には黙って、納棺師として働き始める大悟だが

感   想  

 そういえば、数年前に納棺のシーンを見た事がある。その時は余裕がなかったせいか、全く感じなかったけど、今回の映画を観た一番の感想。それは「納棺師ってなんて美しい仕事なんだろう」

 もちろん実際には色々あるんだろうけど、「人間の最後を美しく送ってあげよう」なんて、目的がそもそもステキじゃないですか。しかも、誰にも肌を観られないようにという配慮も美しい。なんて繊細で、温かな仕事なんだろうと心から感動した。(自分がなりたいかどうかは別として…)

 仕事そのものへの感動に加え、モックンの所作がまた美しい事!山崎努の表情が優しい事!!私も死んだら、こんな納棺師にお願いしたい…などと、初めて自分の納棺について想像してしまった。

 また「納棺師」というテーマだけでも新しいのに、そこに「石文」というもう一つの美しい話を取り入れた所が、この映画の最大の勝因だと思う。終盤はにもう色んな意味で胸が熱くなりっぱなしだった。

 本当に何から何まで美しい上、絶妙な笑いまで!私にとって多分、今年最高の一本だろう。

印象に残った セ リ フ 

「死とは門だ。次へと向かうための門に過ぎない」

そうなのか、「死」は門なのか。だとしたら、次はどこへ向かうのか。
やっぱりわからない。ただ、確かなのは、
死ぬ時は、愛する人たちに囲まれて、温かく美しく見送られたいということ。