kao*iro >> シネマの間 >>ザ・マジックアワー

ザ・マジックアワー

【監督・脚本】三谷幸喜 【出演】佐藤浩市 妻夫木聡 深津絵里 綾瀬はるか 西田敏行 ほか

笑った、笑った。なんといっても佐藤浩市が最高!
これぞ、まさに「ザ・エンターテイメント映画」。

オススメ度…★★★★★

   あ ら す じ 

舞台は、まるで昔の映画に出てきそうな街、スカゴ。
暗黒界のボスの愛人マリに手を出してしまった手下の備後は、
命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。

期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は
無名の三流役者・村田を殺し屋に仕立て、一世一代の大演技が始まった…!

感   想  

 いや、素晴らしい。やっぱり天才ですね。三谷幸喜。一部のレビューによると「有頂天ホテルの方がエネルギッシュだった」とか「後半失速気味」とか言われてますが、私的には全然面白かったです。むしろ、有頂天ホテルより、キャストのメリハリというか、ストーリーの柱がしっかりしていて好きかも。(有頂天ホテルは、ただでさえ豪華なキャストなのに、全員見せ場が多くて、目移りしちゃう感じだったので)

 でも、脚本と同じくらい素晴らしいと思ったのが、佐藤浩市!彼がいなかったら、面白さは半減してたのでは?それくらい面白かった。三流役者らしいオーバーな演技、本当に笑えます。ナイフなめるくだりなんか、思わず大口開けけちゃいましたもんね(無音ですけど)。そこまでなめるか?って。

 全般的には笑わせといて、終盤には、きちんとメッセージがあるのも、三谷作品の好きなところ。今回は、特に、夢を持つ中高年の皆さんには熱く響いたんじゃないでしょうか?「諦めるには早いんじゃないか」。少なくとも私には響きました。別に夢はないですけど、エネルギーをもらった気分です。

 ただ、最後に本物のデラ富樫が出ちゃうのはどうなんでしょう。個人的には、謎のままおいておいてほしかったかも。でも、ラストシーンはすごく笑えたから、やっぱり必要だったのかな? デラが出ずに、あのシーンを使えたら、もっと良かったのに。ってそりゃ無理か。

印象に残った セ リ フ 

「マジックアワーを逃したときの対処法を知ってるかね?
…明日を待つんだよ」

マジックアワーという業界用語自体、興味深いのですが、それ以上に
常に明日向きの目線が、有頂天ホテルと同じで、なんだか勇気づけられます。