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犯人に告ぐ

【監督】瀧本智行 【出演】豊川悦司 石橋凌 笹野高史 松田美由紀 ほか

逮捕劇というよりは、警察内部のいざこざがおもしろい。
シーン的には「模倣犯」に似てるけど、むしろ「踊る〜」的かも。

オススメ度…★★★★/☆

   あ ら す じ 

2000年、大晦日。神奈川県警の警視・巻島は、
少年誘拐事件の捜査現場を仕切っていたが、一瞬の判断ミスで犯人を取り逃がし、
翌日、少年は無残な遺体となって発見され、巻島は足柄署へ左遷となった。

そして6年後。世間は川崎で起きた連続児童殺害事件に騒然となっていた。
“BADMAN”と名乗る犯人が、3件目の犯行後、こつ然と姿を消してしまったのだ。
捜査に行き詰った警察は捜査責任者の巻島をテレビに出演させ、
犯人に直接語りかける“劇場型捜査”を決断するのだが…

感   想  

 とかく刑事モノってウサン臭くて苦手が多いんですが、これは「踊る〜」同様、警察内部の軋轢がちゃんと描かれているので好きかも。コネで入ったボンボンがおっきい顔してたり、上部の人間が出世のことばかり考えてたり。同じサラリーマンっぽくて、なんかリアルな感じがいいじゃないですか。

 豊川君演じる巻島刑事はほんとにかっこよくて、テレビを通じてバッドマンを挑発するとこなんてしびれますよ。(ちょっとアゴが丸くなった気もするけど。)

 でもね、この映画のみどころは、やっぱり逮捕劇じゃない気がします。なんか中盤から、後半の逮捕にかけて若干あっけないし。やっぱり、同じ警察にもいろんな人種がいて、それぞれのプライドというか職務意識の違いみたいなものに私は引き込まれたかも。ただ、巻島君みたいな刑事が素敵だからと言って、身内としてどうかと言われたら、それはイヤですけど。自分が死にかけてる時くらい、仕事より自分を優先してほしいじゃないですか。かっこいい男と、一緒にいたい男は別物かもですよね。

 それにしても、意外にも2時間飽きなかったですね。不思議なくらい、あっという間でした。さすがは演技上手な人が揃ってるだけのことがあります。教訓とかは別にないですけど、単純に、映画としてはなかなか良い出来ではないでしょうか。(←って私、何様?)

 あ、余談ですが、メンタムリップフェチの私。この映画を観て、その使用頻度を見直そうかと検討中です。ことあるごとにメンタムリップ塗ってる絵が、あれほど怖いとは…(汗)

印象に残った セ リ フ 

「お前の逮捕は時間の問題だ。今夜は震えて眠れ」

我がオカンもしびれまくったという名場面。豊川くん、かっこよすぎですよ。
でも、こんな刑事が実際にいたら、寒いかも?
しかも、その夜は、君の家族も違う意味で震えてるのでは??
まぁ、とりあえず、かっこいいから、いいけどね。