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リトル・ミス・サンシャイン

【監督】ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス 【出演】グレッグ・キニア トニ・コレット スティーヴ・カレル アラン・アーキン ポール・ダノ ほか

大切なのは、愛しあうことなのだ!
いっぱい笑って、ほろっと泣ける…、まさしく「愛すべき負け組一家の物語」。

オススメ度…★★★★/☆

   あ ら す じ 

小太りの眼鏡っ子、オリーヴの夢は美少女コンテストで優勝すること。
ひょんなことから"リトル・ミス・サンシャイン"コンテストに繰り上げ参加することとなり、一家はアリゾナからカリフォルニアに向けて出発する。

しかし一家のメンバーは、独自の成功論を振りかざす家長リチャード、バラバラな家族を必死でまとめようとする母シェリル、
家族を嫌って沈黙を続ける長男デュエイン、ヘロイン常用者で言いたい放題の祖父、失恋が原因で自殺をはかったプルースト研究者のフランク、
そしてビューティー・クイーンを夢見るオリーヴ…と、考え方も性格もてんでバラバラ。

さらに、彼らが乗るミニバスは故障寸前で、車も家族も一触即発! はたして一家は無事にたどり着けるのか? ビューティーコンテストの結果は…??

感   想  

 ゲイ、自殺未遂、ニーチェ、ヘロイン中毒…!! なんてシュールでブラックなのでしょうか!? 盛り込まれたスパイスがかなり効いてます。

 そんな難癖だらけの一家の中で、唯一まともに見える娘の夢が、あのジョンベネちゃん事件で悪趣味なイメージを植え付けられたビューティークイーンですからね…。もう皮肉たっぷり!面白すぎますよ、ホント。

 でも、映画の核はもちろん、そこではありません。バラバラになりかけていた「家族の再生」なんですけど。これまた、一家のバランスと、物語のテンポが絶妙でいいですねぇ。誰も悪いわけじゃなくって、ただちょっと心を閉ざしてるだけっていう感じがね、すごくいい!観ている間に全員を応援したくなっちゃいます。

 途中で、母シェリルが「大切なのは愛しあうこと」みたいなことを言うんですけど、ホントそうかも…って思いました。愛しあってなければ、分かり合おうとも分かってほしいとも思わないし、思い遣りなんて生まれるはずもないですもんね。そう!家族間においても、愛こそすべてなのだ!!なんて…。あと、クライマックスとなるコンテストのシーンもね。これまた良かったです! かなり笑えて、ちょっとジーンと来る感じ。

 映画全体を通して、ものすごく全員が痛いんですけど、その痛さが愛おしくもあり、羨ましくもある。そんな感じでしたね。2007年初の鑑賞作、これはオススメです!

印象に残った セ リ フ 

「負け組とは、勝負に負けた人間のことじゃない。
負けるのが怖くて、勝負をしない人間のことだ」

いいこというね、おじいちゃん。ちょっと臭いけど。